買収交渉中の会社の営業秘密約1800件を不正取得したとして、警視庁に不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の疑いで書類送検されたジャスダック上場のOA機器販売会社「NO.1(ナンバーワン)」(東京都千代田区)の取締役の男性(47)と社員の男性(44)について、東京地検は5日、不起訴処分にした。理由は明らかにしていない。関係者によると、2人は「不正利用の目的はなかった」と容疑を否認していたという。
2人は2016年3月ごろ、買収交渉中だった都内のソフトウェア販売会社の顧客の契約内容などの営業秘密を同社の同意を得ずにデータ化し、複製した疑いがあるとして、今年3月に書類送検された。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル